「STD」とは、Sexually Transmitted Diseasesの頭文字をとったもので、性行為により感染する病気のことです。 病原菌を含む精液、膣分泌液、血液などが、口や性器の粘膜、皮膚などに接触することでおこります。
自覚症状に乏しい病気もあるため、気付かないうちに病状が進行し、パートナーに感染する可能性があります。
当クリニックでは、泌尿器、性器の症状の治療をおこなっております。
ほとんどのSTDは治療可能です。早期発見・早期治療のために、検査を受けて確実に治療しましょう。

性器クラミジア感染症とは

日本のクラミジア感染者は100万人以上とされ、最も感染者数の多いSTD（性病）といわれています。
クラミジアトラコマティスという病原体により感染し、男女ともに、感染しても自覚症状に、気付かないままパートナーへうつしてしまうことがあります。

症状

性器クラミジアの診断

尿検査、血液検査などで行います。

性器クラミジアの治療

治療は主に内服薬で行います。

淋菌感染症とは

「淋菌」が感染して起こる病気です。1回の性交での感染率が約30％と高く、クラミジアに同時感染している人が20～30％いると言われています。

症状

淋菌感染症の治療

治療は主に抗生物質の点滴治療を行います。

性器ヘルペスとは？

ヘルペスウイルスによって引き起こされ、女性が初めて感染した場合は、排尿ができないほどの強い痛みになるといわれています。
残念ながら原因ウイルスを根絶させることは難しく、症状を抑える治療となります。

症状

性器ヘルペスの診断

主に視診、血液検査を行います。

性器ヘルペスの治療

治療は主に内服薬、塗り薬で行います。

尖圭コンジローマとは？

良性のヒトパピローマウイルスが原因で起こる病気で、性器に特徴的なイボができます。
性行為による感染が主ですが、皮膚や粘膜の傷口から感染することもあります。
ウイルスの根絶は難しく、イボを取り除く外科手術治療となります。

症状

性器に、小さなニワトリのトサカのようなイボができる

尖圭コンジローマの診断

主に視診で行います。

尖圭コンジローマの治療

病変が小さく、多発している場合は、塗り薬で行います。
病変がやや大きく、個数が少ない場合は切除除去もします。

予防効果

性交渉後72時間以内にビブラマイシンを2錠内服した場合の性病予防効果は次の通りです。

• 梅毒：87%
• クラミジア：88%
• 淋病：55%

その他の性病には対応していません。
※あくまで予防により性感染症感染のリスクを軽減するのが目的です。

注意点について

以下に該当する方は内服できません。

• 妊娠中の方
• 妊活中の方
• 授乳中の方
• 日光過敏症の方
• テトラサイクリン系のアレルギーのある方

耐性菌予防の観点から常用はできません。

料金

ドキシペップ（1回・2錠）：700円

性病の心配がある方は、症状が無くても検査を受けていただくことができます。（※自費）

• ※診察料が別途かかります（初診料3,000円）
• ※同一疾患での保険診療と自費診療の併用はできません。

性病基本検査セット(1)

全ての検査結果が出るのに2週間ほどかかります。

性病基本検査セット(2)

全ての検査結果が出るのに1週間ほどかかります。

性病検査（個別）